JF福島漁連




魚を増やす取り組み | ヒラメの資源管理 | 環境保全活動


漁獲サイズ規制
魚種名 漁獲サイズ
ヒラメ 全長30cm以上
アイナメ 全長15cm以上
ズワイガニ 幅8cm以上
ホッキガイ 殻長7.5cmをこえる
アワビ 殻長9.5cmをこえる
ウニ 殻径3.5cmをこえる
 資源管理型漁業は、大切な水産資源を減らさないように無駄をなくし、漁場・資源量を管理し、効率的な経営を行うものです。
 福島県でも国民の皆様に将来に渡り、持続的に安心して食べられるおいしい水産物を提供するために、魚や貝などの水産資源を減らさないようにするために、獲る量を決めたり、漁船の大きさやその隻数を決めています。また、産卵期には漁を休んだり、小さな魚は獲らないなど、さまざまな約束ごとをつくり、水産資源を管理しながら漁業を営んでいます。

 福島県では、「魚礁」と呼ばれるコンクリートで作った魚のアパートを海底に並べ、魚が生息するのに適した環境をつくっています。また、陸上の施設でアワビやヒラメの稚魚をたくさん育てて、海に放流して魚の数を増やす努力をしたり、また、ホシガレイなどの稚魚をつくる研究もしています。


アワビの放流の様子

 福島県においては、平成5年を「資源管理元年」として、全国に先駆けて『ヒラメ30cm未満 獲らない・売らない・食べない』運動を開始しました。漁船や市場にはステッカーを貼り、測定スケールを備え付け、徹底した資源管理を行い、現在では小型ヒラメは一匹も水揚げされてません。
 また、平成8年より「ヒラメ稚魚100万尾放流事業」を実施し、大熊町にあるヒラメ栽培漁業センターで稚魚を約100mmサイズまで育て、県内各浜へ放流しています。
 県内の漁業者はヒラメ水揚金額の5%をヒラメ基金に積み立てており、ヒラメ種苗生産経費に充てております。

ヒラメ測定スケール
 どうぞ遊漁者の皆さんも30cm未満の小型ヒラメを釣ったときには、リリースし、大きくなってから獲るようご協力をお願いします。
 各浜には地区ヒラメ監視委員会を設置して、資源管理を実践しています。また、地区で解決できない問題や他県船、遊漁船との問題について協議する機関として福島県ヒラメ栽培事業推進委員会が設置されています。


☆福島県ブランド認証制度による認証
平成22年2月25日、佐藤雄平知事より県を代表する魚として「県産ヒラメ」が県ブランドとして認証を受けました。

 本県のヒラメは、親潮と黒潮が混じり合う栄養豊かな「潮目の海」で育つことから大変美味しく、また、昔から獲ったヒラメを大切に扱い、活魚出荷や鮮度にこだわった流通に取り組んできたことから、首都圏等では「常磐もの」として高く評価されてきました。
 さらに、本県では、全長30p未満の小さなヒラメを獲らない資源管理型漁業や稚魚の放流などに取り組んでおり、単に獲るだけではなく、資源を減らさないよう自然に配慮しながら獲っている魚でもあります。
 このような理由から、福島県が誇れる産品として、「福島県ブランド認証産品」に認証されました。

 認証要件としては、
  @福島県内で水揚げされたもの(生産履歴)
  A魚体重が1kg以上のもの(環境(再生産資源)への配慮)
  B産地市場取引価格(税抜き)が2,000円/kg以上のもの(品質保証)
 以上3つの要件をすべて満たしたヒラメを、今後、仲買業者のご協力を得ながら、当漁連で作成したブランドマーク「(うまし、うつくし福島逸品)」を使用したシートを添付して出荷し、他県産との差別化、県産ヒラメの知名度向上に努めて参ります。


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 川の上流にある山の豊かな森林が多くの栄養分をつくります。それを雨水が川に運んでやがて海に流れ着くと、植物プランクトンとなり、それを動物性プランクトンがエサにして繁殖します。その動物性プランクトンを稚魚や小魚が食べるのです。それをまた中型魚が食べ、大型魚を食べます。このつながりを「食物連鎖」と呼びます。この原点に位置しているのは山であり、豊かな森林です。
 また、木は魚のエサとなる昆虫も育てますし、大雨による洪水で山の土砂が流出し、河口付近の海底環境を悪くすることからも守ってくれます。
 そのため、海の魚を育てるには山の森を豊かにすることと川をきれいにすることがとても大切なのです。
 この森と川と海を一体的にとらえた「循環の理念」に基づき、県内各浜において、植樹運動・海をきれいにする運動を実施しています。

1.植樹運動の推進
 各浜の女性部・青壮年部が中心となって森を守る植樹活動や下刈りに積極的に参加し、豊かな海づくりを目指しています。

2.海をきれいにする運動
 各浜ごとに女性部・各部会が中心となって、自分たちの仕事場である漁港周辺や海浜の清掃を実施しています。
 また、「合成洗剤追放運動」を推進し、家庭の排水溝から環境問題を考え、海を汚染する要因となる合成洗剤から自然環境にやさしい「天然せっけん・わかしお」の普及に努めています。

※「合成洗剤追放運動」
 合成洗剤に含まれる合成界面活性剤は、自然界での分解速度が遅く、また毒性が強いため、魚にとっては大敵です。また、合成洗剤には環境ホルモンが含まれており、水資源の循環を考えるとき、人間にとっても大きな問題となっています。そこで漁協系統では、合成洗剤を使わずに「天然石けん」を使おうという運動を展開しており、「わかしお」というオリジナルブランドを開発して、一般の方にもご利用いただけるよう普及に努めています。

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